飛行機のフライトマイルだけで特典航空券やアップグレード特典を獲得するのは、よほど飛行機の利用頻度が高くないと困難でしょう。
マイルをより大きく、効率的に貯めるには、クレジットカードによるポイントをマイルに移行するのが重要なポイントです。
航空会社が提携しているクレジットカードなら、通常のショッピング利用でも1,000円につき10~15マイルほどを貯めることができます。
日本に住んでいる人にとってマイルが貯めやすいのは、やはり日系航空会社である「JALマイレージバンク」と「ANAマイレージクラブ」です。
そして、特典交換に必要なマイル数が少ないのもJALとANAの2社です。
そう考えると、JALかANAのどちらかのマイルを貯めるのが現実的です。
クレジットカード機能付きのマイレージカードを作る上で注意すべきことは、ポイントの移行費用です。
クレジットカードの利用で獲得したポイントをマイルに移行するには手数料がかかるのですが、この手数料はカード会社によって年会費に含まれている場合と、そうでない場合とがあります。
年会費に含まれていないカードだとマイルを移行する度に手数料が必要になり、こまめな移行がしにくくなります。
ポイント移行費用の相場は年間で5,250円から8,400円程度で、航空会社が提携しているカードでは、カードの年会費に含まれているところがほとんどです。
中には、ポイント移行費用がかからないという嬉しいカードもあります。
マイルを貯めることを考えると、どうしても還元率ばかりに目がいきがちですが、カードは何年にも亘って持つものですから、このような他の部分にかかる費用もしっかりとチェックしておきたいところです。
還元率が高くマイルが貯めやすくても、移行費用がかさんでしまうカードは避けたほうがいいかもしれませんね。