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みなさま

暑中お見舞い申し上げます
このところまたエネルギーが動いていますね。
今月は部分月食、そして大きな皆既日食があります。
クラクラされている方、眠かったりだるい方も多いかと思います。
さて、この1年半ほどココログに移行していましたが、やはり機能的に使いやすいアメブロに戻って参りました。
先日、素晴らしく有能なWebコンサルタントさんが私のパソコンでインポートサービスというのをサクッと行ってくださいました。
そうしたら翌日あっという間にココログからの移行が行われた次第です。
アニーさん、ありがとうございます
地方出張や海外出張、日々のワークと多忙でなかなか記事が書けませんが、改めましてどうぞよろしくお願い申し上げます
スピリチュアル・プレゼンス padmana パドゥマナ

さすが有能! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ

 これから受験生になるという高2生、今年失敗しかけていて「もう一度やろう」という決意を固めつつあるヒト、意地悪な無数の門番たちに1年かけて戦いを挑もうとしているそういう諸君に、大人としてのアドバイスを贈りたい。そう思って一昨日の記事を書き出した。
 門番への対処法を一番良く心得ているのは、おそらく門番に拒絶され続けた今井君だと信じるからである。「開成中→開成高→現役で東大へ」「灘中→灘高→東大理三でもまたまたトップ」みたいな超エリートの皆さんには、どうしてもわからない、つらいつらい戦いがあるのだ。
 書いているうちに、おそらく門番というものへのムカつきが大きすぎて、ふと吐き気を覚えた。だんだん吐き気がひどくなって、22日午前6時、ホントにトイレに駆け込んで4回吐いた。その前夜(と言うより、早朝)午前2時に某牛丼チェーンで食べた牛丼&豚汁セットを、全部吐いてしまって、最後に苦い胃液が出た。

(深夜2時の牛丼)

 諸君。KUSO-MENDOHな難しい話より、諸君は「いったい何故、今井は午前2時の牛丼屋で牛丼&豚汁セットを食べたのか?」の方に興味を惹かれるかもしれない。しかしまあ、そのことについては、また近いうちに詳細を話すことにする。
 すでに安河内先生のブログに、その4時間前(21日午後10時)の写真が掲載されている(なぜか白黒だよん)。「ははあ、吉野先生?宗先生?慎先生と飲み会があったのね」ぐらいはわかるはず。今回は志田先生はお休みだった。そして実は、今井君は一人だけ飲み足りず、みんな帰ってしまった後で一人寂しく「〆の牛丼」をやったのである。
 この吐き気は、ノロウィルス? インフルエンザ? 一昨日の生ガキにあたった? まあ可能性はいろいろだ。しかし熱は37℃止まり。吐き気はそれで収まり、下痢ピー君にもならず、1日寝たらケロリと全快。翌23日にはチャンと埼玉県熊谷に向かい、熊谷講演会は全く支障なしに、いつも通りの大成功。うーん、してみると、4回吐いたゲロちゃんの原因は「門番たちへの怒り」だった可能性が高い。

(1月21日22時、代々木上原「さつまおごじょ」にて。今井君もまだ元気だ)

 諸君、こうして、「まだまだ一昨日昨日の続き」なのである。いよいよこれから佳境に入っていく。受験生も、来年の受験生も、その親であるヒトも、シューカツ生も来年のシューカツ生もその親も、うんにゃ、「もうこんな会社ヤメてやる」「もうイヤ。夢も希望もあきらめた」と全てを捨てかけているヒトも、みんな心して読みたまえ。
 大学にうまく入っても、ゼミや研究室の選択で、再び門番が待っている。シューカツという甚だ基準の曖昧な、戦いにくいゲートがあって、ここの門番はこれまで経験したことがないほど狡猾な人々である。昨日も書いた通り、大学に残っても指導教官のアカハラにパワハラ。就職しても上司のパワハラにセクハラ。これら全てが、打ち負かさなければならない門番なのである。
 会社を設立して独立しようとしても、銀行の貸付担当者/役所の登記係/取引先の担当者/税務署/労働基準局/看板屋のオジサン/事務所の周囲のゴミ収集係/広告チラシの印刷屋さん/ゴム印や社判を作りに出かけたハンコ屋のオジサン。立ちふさがるヒト、前途を阻もうとする門番はまさに無数であって、人生とは水飴の中を泳ぐ悪夢に近い。おお、これまた今井クマ蔵先生の歴史に残る名言である。

(深夜の牛丼屋で。おお、生玉子を豚汁に入れちゃってます。相当に酔っぱらってた証拠ですな)

 今井君が予備校講師をやっているのは、連続するゲートのうちで最もイヤらしい門番に諸君がひっかかって右往左往&周章狼狽するのを、なんとか手助けして向こう側に早く渡してあげたいからである。東大や京大の入試問題を「知の頂点」といってオダテたり、たかが入試問題を解く方法を教えるのに、難しい哲学や、最新の論理学や、生半可な情報理論やを持ち出して、大見得を切るためではない。
 「人生は、そんなに甘いもんじゃない」。青年諸君が夢や大志や希望を語るとき、親や親戚が苦々しげに口にする定番の台詞である。親とか先生とか親戚のオジサンとか、先輩や上司まで、遠くを夢見るように眺めながら「世の中はそんなに甘いもんじゃない」と呟くのは、5000年にわたる人間の歴史に共通の風景であって、古今東西どこでも同じことである。
 もちろん、青年はこの台詞に反発する。「じゃあ、人生を変えましょう」「ならば、世の中を変えればいいじゃないですか」と吐き捨て、「あんな無気力な大人にならないのがボクの目標だ」と叫んで、肩をいからせてその場を去っていく。その足音が扉の向こうに遠ざかるのを聞きながら、40歳50歳過ぎたかつての戦士たちは「オレたちだって、昔はあんなふうだったよな」と肩を叩き合い、寂しく微笑を交わす。

(牛丼屋さんの時計は2時半近くを指している。このころ、すでに異変を感じていた)

 ありふれたこの風景こそ、まさに不毛なのだ。不毛の原因は「なぜ世の中が甘くないのか」「人生が甘くないのはどうしてか」を大人が子供や青年に語らなかったことである。40年も50年も踏みつけにされ、かつて夢や大志が自分の心の中に存在していたことさえ失念しかけている大人が、「いったい何故こんなことになったのか」をチャンと認識しなかったせいである。
 そこで明日の記事では、「なぜ人生が甘くないのか」の分析から入る(すみませんね、まだまだこのテーマが続きますです、ハイ)。なぜ甘くないのか、甘くない世の中の構造がわからなければ、甘くない人生と戦うにも、どうにも戦いようがないじゃないか。その上で、こういうマイナス思考から転じて、「門番がいるのは、悪いことなのか」「門番の活用法」、さらに「若者を育てる有能な門番ネットワーク(は?)」へと話をポジティブに転換していこうと思う。

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