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先週、日本橋高島屋で「羽生結弦展」を見てきました。
千葉でコンビニを経営している友人が
「初日に行きたい。午後からなら行ける!」
と言うので、それじゃあ私も半休を取って行ってみようとなったわけです。
有給なら腐るほどあるんです。
ただ仕事柄、連続で取れないだけなんです。
しかし、朝の通勤途中にもツイッターなどで
「すでに800人ほどの列が…」
「すでに1000人ほどの列が…」
と、どんどんヤバイ情報が流れてきています。
…すでにそんなに並んでいるって、私、午前中仕事なんてしてる場合じゃないんじゃないの?(笑)
さらに、午前中から
「完売する商品が出た!」
という情報も流れてきていました。
仕方ありません。
私は、努力はしますが無理はしない人間です。
あまり物に固執しない性格なので、手に入れられなければ結構簡単に諦める人間なのです。
東京駅から歩いて5分。
高島屋に到着すると、すでに建物内で列がとぐろを巻いています。
「…なんの列?これ…」
友人が到着するまでウロウロすると、入り口近くに売り場がありレジもすぐ横にあります。
え?レジの列じゃないよね?
これ、入場列?
っつーか、最後尾どこ?
はい、そうです。
1階の大行列は、物販のレジ列だったのです。
覗いてみると、物販の棚はすでに商品が品薄になっているのもあります。
ヤバイ…本当に商品がなくなっている
少し送れてやってきた友人に「とにかく物販がヤバイ。先に買った方がよさそうだよ」と声をかけ、売り場スペースに行ったのですが、皆さんが持って いるバーゲン商品を入れるようなビニール袋がどこにもありません。
つか、手に持っていたら商品をポロポロと落としてしまいそうです。
「あの~、ああいう袋はどこにあるんでしょうか」
そう係りの人に聞くと
「ビニール袋はなくなってしまいました」
ええ~~?
ビニール袋がなくなるってあーた、どゆこと~~?
手に持ってるグッズ、落っことしそうだよ~~!
「カゴは?買い物カゴをください!」
しかし、買い物カゴには欠点がありました。
それは、商品が大変入れやすいということです(笑)
「shinさん、これ残り少なくなってるよ!」
「よし、入れちゃえ!」
ザザ~~
「あら!これ素敵!」
「入れちゃえ入れちゃえ!」
ザザ~~
ってな感じで、どんどん入ってしまいます(笑)
いや、ちょっとヤバイかな…。
このカゴの中、今何がいくら分入ってるんだろう…。
考えるのが怖い~~!
「shinさん!これ、BはあるのにAが無いよ!」
「仕方ない、無いものは諦めるんだ!」
「ええ~~?気になる~~」
友人は、結弦くんのことは好きですが、雑誌やグッズをコンプリートするほどファンというわけではありません。
それでも「あ!見て!これ可愛い~!」と言いながら、グッズをカゴに入れていきます。
結弦!恐ろしい子!(笑)
とりあえず、気が済むだけカゴに入れ、レジ列の最後尾に並ぼうかと思ったら
「…え?この列、どこまで繋がってるの?」
「うっそ!階段下までつながってるよ~~!」
いやあ驚きました。
レジの列はぐるりととぐろを巻いていただけではなく、階段を下りて食品売り場の中までつながっておりました(笑)
ここに並んだら何時間かかるの?
さっき係のお姉さんが「2時間くらい」と言っていましたが、本当にそのくらいかかりそうです。
地下は暑く風も通りません。
上着は脱ぎましたがそれ以上はもう脱げません(笑)
そして、列は一向に進みません。
「さっき見たとき、レジいくつあったっけ?」
「4台くらいかな?」
「いや、それにしては列が進むの遅くないか?」
「遅い!私に打たせなさいよ!こんな列、あっという間に片付けてやるわよ!」
「ところで、キーホルダーって見なかったよね?」
「あ、そういえばなかったわ」
「売り切れたのかな」
「確かに、廻りの人達の袋の中にもキーホルダーは入っていないっぽいね」
私たちも、全てのグッズは把握できていません。
すると、やはりキーホルダーを探していたらしいお姉さんが、係りの人から「キーホルダーは本日分は完売したそうです」という情報を聞き込んでいました(笑)
そうだよね~?
今日ここに来て初めて知った商品がいっぱいあるんだもん、何が買えなかったのかすら把握できてないんだもんね~!
階段で立って待っているとおばちゃんは眩暈がしてきます。
春で眩暈症が出てきているのと高所恐怖症なので、足場が狭いとクラクラしちゃうのです(笑)
さらに買い物カゴときたら持ちにくいの何の(笑)
ガサツな私は、列が進むたびにカゴを足で蹴りながら前に進んでおりました(笑)
だって、腕に持つと邪魔だし重いんだもん。
で、ブーブー言いながら待っていましたが、レジにたどり着くまで本当に2時間15分くらいかかりました。
そして、やっとレジの前に立ったら
「あら?shinさん!あれ、さっき品切れになってたやつじゃない?」
「え?マジ?」
「そこのお姉さん~!ちょっとそれ、取っていただけます?」
「私も~~!」
ということで、最後の最後まで悪あがきをしつつ商品をカゴに入れ続けたのでした。
自分たちの後ろにもレジの列が2時間分くらい並んでいるのを私も知っています。
なので私は、レジのおじさんに
「全部まとめてザーッと入れちゃってかまいません」
と言いました。
10秒でも20秒でも、時間は短縮すべきだと思ったのです。
しかし、レジの方は
「はい、わかりました」
と言いながら、ゆっくり内袋に入れ、それをまた大きな袋に丁寧に入れていきます。
いや、だからさ、そんなことやってるからこの列が2時間もかかるんじゃん!
もっとチャッチャと!
もっとチャッチャとやって、チャッチャと!
列に並びながら、こんなに時間がかかるってことはPOSを使っていないのかな?なんて二人で言っていましたが、ちゃんとPOSを使っているんです よ。
なのに、何を何個と数えながら二人で対応してるんですね。
読み上げてる時間があったらPOSで全部ピッピとやったほうが早いだろう!って感じだったので、後日レジは増やしたそうですが、こういうところは改善して欲しいですね。
いやいや、これがデパートクオリティなんですかね。
でも、丁寧な接客を求めている時と、素早い接客を求めている時と、シチュエーションの違いによって接客方法は変えるべきだと思うんですよ。
一人一人に丁寧な接客は確かに高クオリティだけど
、お客を2時間待たせるのでは意味がなくなっちゃいますからね。
ここをスーパーのレジのおばちゃん達にまかせたら、多分待ち時間は半分以下になるな。
なんて、そんなことを考えてしまいました。
グッズ列に並んでいた時、誘導のお兄さんが、お客さんに
「このエレベーターで4階にお上がりください」
と言っていたのが聞こえました。
4階?写真展は8階じゃなかったっけ?
その時の私は、午前中は8階まで階段に列ができていたということを知りませんでした。
でも、不幸中の幸いで(笑)私達がグッズのレジ列に2時間15分もかかっている間に、階段に並んでいた入場列は解消したようで「そのまま8階まで 行って下さい」と言われました。
やれやれ。グッズに手間取って時間を食ってしまったけど、入場はスムーズに行きそうだわい。
そう思いながら8階に行くと
「なにこれ…列があるじゃない!」
「うわ~、ここから先どのくらいかかるの?」
後から聞くと、午前中は1階から8階まで列が連なっていたということなので、これでも十分列は無くなったほうだったのです。
列に並んでいる人を見ると、かなりのご高齢の方もいます。
高齢のご夫婦の方もいるようです。
かと思えば、学校帰りのような制服を着た女子学生もいます。
98%は女性ですが、それでも年齢層は本当に幅広いと思いました。
入り口近くに、結弦くんのジャンプの連続写真が飾ってありました。
どうやら、スマホにソフトを入れていれば、それが動いて見えるようです。
「あのお兄ちゃんはパナソニックの営業だね(笑)」
「いや~ん、ソフトを入れなきゃいけないの?待って待って、入れてるから。てか、shinさんは入れないの?」
「いいよ、そんなの。面倒くさいもん」
「ええ~~?入れようよ~」
はい。
私は面倒くさがりで、なおかつ慌てるのが大嫌いな人間です。
そして、そのソフトはすでにスマホに入れていたことをすっかり忘れていた、物忘れの良い人間でもありました
列に並んで1時間ほどしてやっと入場すると、目の前に現れたのは「草競馬」の衣装。
もちろんお母様の手作りですよね?
この可愛い衣装を着て、楽しそうに滑る息子をどんな風に見ていたのだろうと、オリンピックのことなんてきっと考えてもいなかったろうなと、そんな ことを思うだけでジンワリしちゃいました。
そして、「ホワイトレジェンド」の衣装。
「ほっそ!ほっそ~~!」
結弦くんの衣装の、その細さに驚愕です。
衣装を着せるためのトルソーをわざわざ作ったというのですから、このスタイルはほぼ結弦くんそのものです。
ミッドタウンで「新ロミジュリ」の衣装を見て
「結弦くんこんなに太くない~~!」
と涙を流したファンの心の叫びが聞こえていたのかもしれません(笑)
しかし、私は「ホワイトレジェンド」に関しては、ちょっと気になっているところがありました。
それは、羽は何度も洗濯されても大丈夫なんだろうか、ということです。
なんといってもこれは15歳の時から度々着用している衣装ですから、羽の部分は傷んでいるんじゃないのかな?とちょっと気になっていたのです。
でも、羽の部分も含め、大変綺麗に保存されているようでした。
そこから「SEIMEI」「青パリ散」「ホプレガ」の衣装を見ながら、テレビで見ていたのとはまた違う印象に驚いたり感動したり。
初代「SEIMEI」の生地は、元から刺繍が入ったメッシュ状の生地だったんですね。
「青パリ散」の衣装は、レプリカを「マダムタッソー」で見ていたので「ほら、タックの裏がキラキラになっているんだよ」なんて説明しながら見ておりました。
で、夢のように美しい「ホプレガ」の衣装。
友人は「他の衣装に比べ胴回りが少し太くない?」と言っていたのですが、あれはきっと、皺をよせるようにランダムなタックにしていたので、そのぶんボリュームが出ちゃったのだと思います。
でも、とにかくあのグラデーションは本当に美しいのでぜひ多くの人に見て欲しいと思いますね。
そしてファイナルのメダルという貴重品の展示
あの、フランスファイナルのメダルときたら、ぶっちゃけ「ぷらっちっく」じゃないですか(笑)
白いゴーフレットととも言いますが、とにかくあれは、見て
「え?これがメダル?」
とお目目をぱちくりしちゃう一品でございますよ(笑)
これも是非、話のネタにして欲しいと思います
そして、ところどころに結弦くんが使用した商品ということで、スポンサーの商品がさり気なく置かれています(笑)
「これはあれだな。羽生選手はこれを使っていますよ、という展示にみせかけての~宣伝を兼ねてるね」
主催は読売新聞だそうですが、結弦くんのスポンサーさんも皆さんこの展示会の費用を負担してくれているのだと思います。
ファイテンさん、東京西川さん、味の素さん、これからもよろしくお願いいたしますね。
つーか読売新聞!
グッズの売り上げで全然元取れているだろう!(笑)
もっと結弦くんにお金を出さんかい!
途中から、結弦くんの「近所のおじさん」こと能登さんと、「親戚のおじさん」こと田中さんの写真が続きます。
(↑確かこれ、スポニチの長久保さんが言ってたんだっけ?)
それまでの読売新聞のカメラマンの写真とは明らかに違う、「記録」ではなく「人間、結弦」を切り取ったような写真の数々に嬉しくなってしまいます。
というわけで、グッズと展示の両方で楽しませてもらった「羽生結弦展」
とりあえずグッズを買って、それからゆっくり見るもよし、入場無料だから何度も足を運んでもよしです。
グッズは若干お高めに思いましたが、帰ってから良く見ると、全ての製品が「Made in Japan」なんですよね。
中国製にすればあと2~3割安く買えたかもしれませんが、この金額でも皆さんお買い上げになるわけですから、ここは日本経済をまわそうと結弦くんサイドが考えたのかもしれませんね。
日本人であること。日本に生きていることを、あれほどまでに誇ってくれている人ですから。
グッズ製作の会社に回るお金は微々たる物であっても、それでも回さないよりずっとマシなんです。
そして、全ての製品に入っている感謝の言葉。
ポストカードを誰かに「感謝状」代わりに使うこともできそうですよ
これからすぐに大坂ですね。
キューピーは後日の通販も可能になるようなので、焦らず楽しく、結弦くんの軌跡を堪能していただきたいものです。
以上